2022-01-01 2021/09/07 月詠 月詠 なくなってうるさかったと思い出す蝉の話でしたでしょうか 工場の外階段を降りてくる夏のひかりに照る作業服 亡くなった知らせは回覧板で来てだれのことだかわからない祖母 見ていたら魚が飛んだ川べりに夜はひかりの影で見つける 終わりまで結構ながいそれまでに街灯が減るこれからも減る 2021年未来12月号