2018/12/15 月詠

冬天のモノレール去るはしゃいだりこどもの声が落っことされたり
いつも工事の人が立ってた入り口に誰もいなくて工事は終わり
動物の檻に降り立つ青鷺にあいつ動物じゃないんじゃんね
終業の鐘に途切れたはなしからくつがえされたままの仮説は
もういいよ、池の周りを走ってく男の子もう見つけたの小さな靴を

 

未来2019年3月